『女たちの21世紀』No.49
【特集】安倍構造内閣と「家族の絆」――子を産む機械は家族愛で動くか
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2007年3月発行
単価 : ¥1320 (税込) (税込・送料別・冊子版)
アジア女性資料センター発行
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柳沢大臣の「女性は子どもを産む機械」発言に、多くの人々が怒りを表しました。安倍政権が最重要政策課題と位置づける少子化対策と教育改革には、人間を国家の道具として「機械」視する視点と、「健全な」家族規範をおしつける態度とが同居しています。共通するキーワードは、「家族・地域の絆再生」。
少子化・教育・労働・社会保障の分野における安倍政権の構造改革は、どのような「家族」観に支えられているのか。それは異なる背景をもつ女性たちにどのような意味をもつことになるのか。グローバルな変化も視野に入れつつ、探りました。
【目次】
巻頭対談 少子化対策と男女共同参画の「結婚」はいかに生まれ、いかに崩れたのか? 江原由美子・竹信三恵子/少子化対策はどこへ行く?椋野美智子さんに聞く/労働ビッグバンとパート労働・ワークライフバランス 中野麻美/結婚指輪は貧困からの出口?アメリカの婚姻促進策と福祉改革/東アジアですすむ再生産労働の国際分業 小ヶ谷千穂+澤田佳世/「こんにちは赤ちゃん事業」で虐待は防げるのか?経済階層・ジェンダーと児童虐待 上野加代子/セクシュアルマイノリティの視点から見た子育て支援政策 藤井ひろみ/「人間力」の圧力 女性たちは何を求められているのか? 本田由紀/学校現場から見る「家庭力」/残酷な“家族”が支配する~障がいのある人のきょうだいとして 麻賀衿子・有馬靖子/「正しい家庭」って、なんでしょう? 中野冬美
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