
【デジタル版】『女たちの21世紀』No.97【特集】女性の労働から日本の近代化を問い直す
1,100円
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『女たちの21世紀』No.97
【特集】女性の労働から日本の近代化を問い直す
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2019年3月発行
単価 : ¥1100 (税込) (税込・送料別・デジタル版)
アジア女性資料センター発行
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石炭は、帝国日本が近代工業化を遂げるエンジンとなった基幹産業でした。他の列強と肩を並べるほどの目覚ましい経済成長にともない、膨大な労働者階級が生み出され、また近代的な性別役割分業が導入されていきます。筑豊炭鉱の基幹労働力を担っていた女性たちがしだいに「主婦化」され、従属的な地位に追いやられていく一方で、炭鉱労働の最下辺で最も過酷な労働を強いられたのは、被差別集団の人たちや、植民地とされた朝鮮から仕事を求めてやってきた人々でした。(中略)
明治以来の日本の近代化は、ジェンダー・人種・階級・身分などで人を細かく分断し、常に安価で搾取しやすい労働力を作り出してきました。こうした歴史を考えるとき、「女性の活躍」を謳いながら、便利な使い捨ての労働力として「外国人材」を導入しようとする今日の日本が、まちがいなく「明治150年」の延長上にあることを思わずにいられません。分断と非人間化に抗い、人としてはたらく意味を取り戻すために、深く埋められてきた声に耳を澄ませたいと思います。(「特集にあたって」より)
【目次】
特集にあたって 本山央子/ツアー日程/筑豊の炭鉱労働にみるジェンダーと民族 徐阿貴/女たちの筑豊 ― 井手川泰子さんのお話/朝鮮人等強制連行・強制労働の足跡を辿る ― 朴康秀さんのお話/ツアー参加者のエッセイ/ツアー参加者の感想/筑豊炭鉱の女性労働と保育 野依智子/ブックガイド/蚕を育てる皇后像 沢辺満智子/日本の近代化と女性労働 榎一江 などなど…
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特定非営利活動法人アジア女性資料センター(AJWRC)
E-mail:[email protected]
http://www.ajwrc.org/
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