【デジタル版】『女たちの21世紀』No.89
1,100円
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『女たちの21世紀』No.89
【特集】震災は女性に何をもたらしたか
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2017年3月発行
単価 : ¥1100 (税込) (税込・送料別・デジタル版)
アジア女性資料センター発行
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東日本大震災から6年。いま被災地で進行中の復興は、立ち並ぶ巨大な壁の防潮堤、民家のない川の土手までもコンクリートで固め、自然風景を破壊している。フクシマでは除染や放射能ゴミ焼却炉建設と大手ゼネコンの独壇場。ブルドーザーの活躍が、いのちや生活の質より優先される。安倍政権の「脆弱性」を克服した災害に強い国づくりは、「国土強靭化基本計画」の制定、「国土強靭化対策本部」の設置によって膨大な予算のもとに全国的に展開している。
(中略)
本特集では、大震災が生んだ避難格差、復興格差、さまざまな分断を生み出した被災地の現状、その困難のなかで活き活きと活動する女性たちの姿が鮮明に映し出されている。また男性中心の発想では、持続可能な社会の構築は不可能であり、「女性の視点」と女性の力こそが、脆弱性を克服し、災害リスクの少ない社会を可能にすることを明らかにしている。
(「特集にあたってより」)
【目次】
特集にあたって 船橋邦子/東日本大震災から6年――ロビー活動が拓いた地平 堂本暁子/災害リスク削減――それを可能にするのは女性たち キラン・バーチャ/内戦とインド洋津波の二重苦の中で スベンドリ・カクチ/ショック・ドクトリンを生きる私たち 竹信三恵子/【インタビュー】被災地で必要だったのは女性の人権教育だった――南三陸の就労支援から 草野祐子/母子避難者の救済を阻む賠償・支援策の「壁」 除本理史/【インタビュー】「強く優しく」なること――矛盾のなか、フクシマで生き続けるために 宗形初枝/放射能ゴミ焼却炉建設と闘う女性たち 和田央子/震災後に困難を抱えるシングルマザーを支援して見えたこと 山屋理恵/震災で露呈した女性の生きづらさ 林美子/自主防災活動への女性の参加――「動員」ではなく「参画」につなげるために 船橋邦子/男女共同参画センターの相互支援システムはどう機能したか 木須八重子 などなど…
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