
【デジタル版】『女たちの21世紀』No.13
1,000円
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『女たちの21世紀』No.13
【特集】「戦争と女性への暴力」国際会議
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1997年12月発行
単価 : ¥1000 (税込) (税込・送料別・デジタル版)
アジア女性資料センター発行
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今世紀、世界各地の女性たちは戦争ですさまじい性暴力を受けてきましたが、その加害者たちは裁かれず、処罰されませんでした。しかし被害女性たちはついに沈黙を破り、世界中の女性たちが戦時・武力紛争下の女性への暴力に立ち向かい始めたのです。
女性たちの力で開いた「戦争と女性への暴力」国際会議(1997年)で私たちが確信を持ったのは、このように歴史は大きく前進しているのだということでした。そして性奴隷制(「慰安婦」制度)を初め、日本の侵略戦争で苦しめられたアジアの女性たちの栄誉と正義の回復のために日本政府に責任をとらせようと、右翼勢力の攻撃の中運動してきた日本の女性たちに、政界の女性たちが熱い支持を寄せてくれていることも実感しました。また世界各地の女性たちから想像を絶する戦時性暴力の実態を聞き、その戦いから学ぶことができたことも大きな収穫でした。女性たちへの暴力をなくすために女性たちで新しいネットワークを作り、すでに動き出しています。
貴重な成果のあった国際会議の概要をここに特集します。会議の事務局の一端を担ったアジア女性資料センターは、これからも女性の人権の視点から日本の戦争責任を問い続けます。それはアジアの女性たちと真の和解を願い、暴力のない21世紀を目指すからです。(巻頭言より要約)
【目次】
「戦争と女性への暴力」国際会議はどんな意味があったのか 松井やより/日本の女性たちへ インダイ・サホール
報告: 戦時・武力紛争下―女性たちは
慰安婦問題の現状と今後の展開 西野瑠美子/南京大虐殺における性暴力から見えたもの 山本由/米軍の長期駐留下における女性への暴力 天顔真弓/カンボジアの女性と子どもの状況 渡辺文恵/東チモール「リプロダクションの管理」という暴力 古沢希代子/南アジアにおける女性への暴力 山本美保/旧ユーゴ紛争下における女性への暴力 西澤真知/ジェノサイドの手段としてのレイプ アリアーヌ・ブルネ
東京裁判を女性の視点で洗い直そう―女性への戦争裁判を裁くために
戦争犯罪としてのレイプ ウスティニア・ドルゴポル/海外からの特別メッセ-ジ ラディカ・クマラスワミ・メアリー・ロビンソン などなど…
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