『女たちの21世紀』No.21
【特集】女性運動――北京から21世紀
--------------------------------------------
2000年1月発行
単価 : ¥1320 (税込) (税込・送料別・冊子版)
アジア女性資料センター発行
--------------------------------------------
20世紀は戦争の世紀、国家の暴力、市場の暴力、自然への暴力、そして女性への暴力など様々な暴力に満ちた世紀でした。そして「慰安婦」問題をはじめ女性への暴力をなくそうとする女性運動が世界中に巻き起こっています。暴力のない21世紀を創ることは女性運動の最優先課題ではないでしょうか。
日本でもグローバル化の波が経済を揺さぶり、女性たちは苦しい状況に追い込まれています。こうした事態に対して日本の女性運動やフェミニズムは十分抵抗しているでしょうか。確かに北京女性会議以降、社会運動は活気を見せましたが、国家主義の流れに対してはごく一部の女性グループを除いて、反応は鈍かったように思います。
問題の法案が続々成立したのと同じ国会で男女共同参画社会基本法も成立しました。権力から距離をおく自立した女性運動をどう創るかが問われています。
その担い手になるはずの若い女性たちの運動離れも心配です。そのためこの特集は、若い世代の声を重視しました。そして、アジアの女性たちの声を伝えました。世代や国境を越えて女性たちがつながり、グローバル化や国家主義に抵抗し、女性の人権が尊重される社会を目指したいものです。(巻頭言より要約)
【目次】
日本の女性運動―現在と未来
男女共同参画社会基本法体制への懸念 中島通子/「慰安婦」制度の責任―ジャッジメントの回避をどう乗り越えるか 西野瑠美子/個人的断想 国家の役割を小さく社会の役割を大きく 有村順子/アイデンティティとフェミニズム 山下英愛/沖縄の女性たち - いまも続く軍隊の暴力との闘い 高里鈴代/オルタナティブ社会をめざして 佐方満智子/ジェンダー化した思想闘争 大越愛子
若い女性たちが担う21世紀
日本の画家と戦争責任 富山妙子/女性の総力をあげて沖縄差別を解消しよう 斉藤千代/女が政治をつくる時代へ 岩本美砂子/「女」という主体はどこへ 金井淑子/ひとりひとりが生き方、暮らし方を見詰め直す 山口泰子/何への「男女共同参画」か 萩原弘子
2000年世界女性会議にむけて
女子学生アンケート/若い女性が共感できるフェミニズムを 辻井美穂/21世紀の私たちと女性運動 アジア女性資料センター/北京プラス5 2000年会議とは 松井やより/アジアの女性運動の未来 ニガット・サイド・カーン/21世紀、女性は挑戦する―先住民族女性として リンダ・バーニー
グローバル化と国家の暴力―アジア各国で
タイの経済危機と女性 サニッスダー・エーカチャイ/インドネシア 民主化と女性の人権確立をめざして イタ・ナディア/インドネシアかじん女性大規模レイプの真実 イタ・ナディア/アフガニスタン タリバン支配下の買売春 三輪二葉
============================================
特定非営利活動法人アジア女性資料センター(AJWRC)
E-mail:[email protected]
http://www.ajwrc.org/