失業率が過去最悪の記録を更新する中で、雇用対策の切り札として、いま最も注目されている「ワークシェアリング」。だが、実態はどうなのか。そもそもなぜ、にほんでにわかに「ワークシェアリングという言葉がこれほど氾濫することになってしまったのか。
本書では、「先駆け」と言われてきた日野自動車などの大手企業や、兵庫県、上越市などの自治体における実践例、さらには欧州での挑戦のきめ細かいルポを通し、本来あるべき「仕事の分け合い」を実現していくうえで、急務とされる施策を考える。「ワークシェアリング」を単なる「賃下げ」の代名詞にしないために・・・。(本書帯より引用)
【目次】
Ⅰ ワークシェアリング論の迷走
第1章 雇用不均衡社会ニッポン/第2章 攻守の逆転
Ⅱ 日本的ワークシェアリングを追って
第3章 「初の実践例」日野自動車の試み/第4章 「兵庫型」の光と影/第5章 「自治体型」ワークシェアリング/第6章 民間企業の試み/第7章 ワーキングマザーへの対応
Ⅲ 欧州の実験
第8章 競争と参加の狭間で/第9章 オランダの奇跡/第10章 オランダモデルの今後/第11章 グローバリズムへの適応と対抗
Ⅳ 雇用分断から雇用分配へ
第12章 労働が見えない社会/「当たり前」の見通し
竹信三恵子 著
発行日 2002年3月14日
発行 岩波書店
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