2000年12月、東京で「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」が開かれた。9つの国や地域から来廷した60人を越す被害者(サバイバー)たちにより、日本軍によるすさまじい性暴力の実態が次々と証言され、傍聴者を圧倒した。最終日、4人の判事たちにより「沈黙の歴史を破って」と題された認定の概要が読み上げられた。それは、サバイバーたちの声が法のもとへ届いた初めての瞬間だった。
本書では、4日間の女性国際戦犯法廷の模様を克明に記録した。また同時に、この「法廷」がもたらしたものは何であったかを、いくつかの主要な点から論じた。
さらに、最終巻第6巻に起訴状とハーグで出された判決文を収録し、本書と合わせて「法廷」の全記録となる。(本書カバー袖より引用)
【目次】
第Ⅰ部 ドキュメント女性国際戦犯法廷
第1章 法廷1日目(2000年12月8日)/第2章 法廷2日目(2000年12月9日)/第3章 法廷3日目(2000年12月10日)・法廷4日目(2000年12月12日)・判決日(2001年12月4日)
第Ⅱ部 女性国際戦犯法廷の意義と展開
第1章 女性たちが歴史を創った、歴史を変えた/第2章 女性国際戦犯法廷が映し/創り出したもの/第3章 民衆法廷としての女性国際戦犯法廷/第4章 女性国際戦犯法廷は何を再審したのか/第5章 裁かれた戦時性暴力とフェミニズムの課題
松井やより・西野留美子・金富子・林博史・川口和子・東澤靖 責任編集
VAWW-NET Japan編
発行日 2002年5月25日
発行 緑風出版
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