『タイ買春読本』裁判をたたかっていて(闘うの心境だった)最も腹が立ったのはデータハウス社側が、「この裁判は表現の自由の侵害だ、魔女ガルダ」といったことである。(中略)
日本社会では、学会、出版会、報道機関などで、言論の自由、表現の自由が強く主張されている。しかし絶対的な言論・表現の自由、出版の自由はあるのだろうか。他者を傷つけ、弱者の人権を侵害する自由は存在しないはずである。(中略)女性の性を人権、人格の視点からとらえ確立させるために、勝訴をその一歩として前進させたい。データハウス社はじめ、多くの女性や子どもの人権を侵害する出版物を発行する人びとに猛省を促し、日本社会を住みよいものとし、国際社会に名誉ある地位を占めるための努力を続けたい。(あとがきより引用)
【目次】
Ⅰ 抗議から判決まで
出版の無責任に対する闘い
Ⅱ 裁判・判決の意義
私たちはなぜ、裁判を起こしたのか/【座談会】抗議と判決をふりかえる
Ⅲ 買春文化を問う
ルポなら正当化できるのか/問われる日本の男の性/まず身近な男性の意識を変えることから/あくどく、したたかな男たち/他者との関係をおろそかにするお粗末な本/私の見たバンコクから/【座談会】弱者を食いものにする『タイ買春読本』
タイ女性の友 編
発行日 2000年3月25日
発行 明石書店
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